Studio Lib. スタジオリブ

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2018.05.05

NY*Saul Leiter*Itami






こんにちは、カメラマンの藍郷です!



GWももう終盤ですね。 どこかへお出かけに行かれた方も多いんじゃないでしょうか。 リブではGWも通常と同じく木曜日がお休みなので 少し足を伸ばして伊丹市立美術館へ。 写真家ソール・ライター展を見に行ってきました!


2015年にドキュメンタリー映画が日本で公開されて(製作されたのは2012年) 去年には東京のBunkamuraザ・ミュージアムで同じ展示がされていて ずーっと気になって仕方なかったので行かねば!と思い立ったが吉日。 すぐに見に行ってきました!
ソール・ライターは1950年代から「Vogue」や「ELLE」など 一流のファッション詩でも活躍していたのですが、 次第に芸術性よりも商業性が求められてきた1980年代になって 商業写真を辞め業界から消えた写真家です。
そんな写真家が一冊の写真集をきっかけに おじいちゃんになってから世界中で再評価され 映画が作られたり、こうやって展示が企画されたり、 また新しく写真集が作られたりしてます。 フィルムの写真が現代になって発見され評価されるって面白いです! 主にカラーで撮られた写真が再評価されたきっかけなのですが、 それは1950~70年代のNYの街角で撮られています。 当時のファッションや昔のフィルムならではのノスタルジックな色合い そして、画家的な目線で切り取られた大胆な構図と配色。 同時代に存在していたいわゆる写真家の作品とは モノクロ写真でしかなくカラー写真は商業用の写真とみなされていた時代です。 もう見ることのできない時代の”色”が写っているし、 どの写真家も持ちえなかった”色”がありました。 本格的に芸術の世界でカラー作品が認められるのは 1970年代に登場する”ニューカラー”と呼ばれる作家や写真群がでてきてからです。 そう考えるとソール・ライターは 現代になって評価されたカラー作品の先駆者ですね。
とても良かったので図録も買って大満足でした! 5/20までやっているので お時間ある方は是非!おすすめです!


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