藤田嗣治という男

こんばんわ～～ヘアメイク藤井です

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昨日に引き続き、絵のお話し。。。

先日兵庫県立美術館で開催されていた、『藤田嗣治』展に行ってきました

絵を通してその人の人生を見るのが好きでして、、

どういう経緯で、どういう想いで描いていたのか、、

当時の時代や、その人にかかわる人物にも影響して、すごく変わっていくので、、、

日本に捨てられた、世界のレオナール・フジタ（藤田嗣治）

とても面白かったです

日本で生まれ、渡仏し活躍、のち世界を回り、いろんな絵を描いているのですが、、彼独自の画風の特徴は、透き通るような乳白色のベースカラーに細い繊細なライン。特に裸婦が高く評価されており、自画像や猫も有名です

その画風が生み出されるまでの作品も素晴らしく、ピカソに出会ってキュビズム風の絵なんかも書いています。キュビズムなんてビックリしました

そういえば、その前に行ったダリ展でも、ダリもピカソに触発されて描き、ダリは一気に自分の画風を生み出していったそうです

ピカソっていろんな人に影響を与えたようですごいですね

話は戻りまして、、藤田嗣治の最高潮の時は、華やかで楽しそうな雰囲気が伝わってきます（絵自体は控えめな色合いで、落ち着いてます）女性ばかりを描いていたのですが、どの作品もその女性の表情がなんとも言えません… 勝手な想像ですが、藤田に描いてほしいと思っていた女性は多かったでしょう

モテ男だな。。ｗ
日本での評価が低かったというのは、、なんとも、日本のあかんところやなぁと思ったのですが、海外で成功し、おかっぱ頭に丸メガネ、リングのピアスという個性的な風貌に、どこか日本画風を感じる藤田の作品は、当時の日本の絵の風潮と大きくずれていること、匠な技術をもった藤田に嫉妬のような、日本を売りものにしている！という評価を当時の日本画壇がしたそうです、、

しかし、、藤田はやがて第一次世界大戦の時に日本に戻り軍の指示で戦争画も描くのですが、この時に藤田の描く絵をみて、手を合わせ涙をながしていた日本人があとをたたなかったそうです。。。ここで初めて日本で藤田の名前は広まるのです。が、、また日本が戦争に負けて、藤田は、戦争責任を問われ不名誉を負うことになるのです。。
なんてこった